新校舎竣工記念講演会(楽天グループ株式会社 三木谷社長)を行いました

3月17日(火)、本校は新校舎(本館)落成の記念として、『駿台甲府学園新校舎竣工記念講演会』を行いました。講師には山﨑理事長の尽力で、楽天グループの代表取締役会長兼社長である三木谷浩史様に来ていただくこととなり、生徒全員に直接「最前線の本物の声」を聴く機会を得ることが出来ました。

2年生が新本館5階の50周年記念ホールで、1年生が中学棟大ホールで拝聴しました。

三木谷会長は、問題児から努力で成長し、ネット普及を見据え楽天を創業。初期の小さな成功から可能性を確信し、楽天モバイルで通信の民主化を推進しました。起業家には挑戦力・実行力・大義が重要で、スティーブ・ジョブズ氏イーロン・マスク氏のような先見性と発想力が鍵と強調されました。また、AI時代は活用力が競争力になると述べました。

質疑応答では5人の質問者から高校生らしい質問がでました。以下まとめます。

ⅰ. 正しい情報の判断について

三木谷会長は「物事の本質を考える力」の重要性を強調。消費税減税を例に挙げ、「将来の増税で取り返す必要があるため、実質的な減税ではない」と指摘されました。 「歴史の鏡」と「世界の鏡」を活用し、過去に減税で成功した国があるか、海外の財政政策と比較することで、メディアや政治家の言葉の裏側を読み解く必要があると述べられました。

ⅱ. 高校時代にやっておくべきこと

アップルの成功を「シンプルさの追求」として分析し、UX(ユーザーエクスペリエンス)の重要性を再確認されました。 運動、勉強、旅行などあらゆる経験は将来的にすべてつながる可能性があるため、「何を感じ、どう考えるか」という意識を持つことが大切だと述べられました。

ⅲ. 高校生に戻ったら挑戦したいこと

現代なら「AIの活用方法」をより深く学ぶと回答。AIは誤った情報を生成することもあるため、「使いこなす力」が求められると強調しました。 OpenAIとAstroholicのCEOたちが米政府の軍事利用要請を拒否した事例を挙げ、「日本の常識が世界では異常である」ことを理解するグローバル視点の必要性を説かれました。

ⅳ. 困難時のモチベーション維持について

失敗は「学びの経験(Learning Experience)」であり、失敗しない人はそもそも挑戦していないと説明。 スティーブ・ジョブズが一度追放された経験を乗り越えて復帰した例を挙げ、「失敗から何を学んだか」を常に問う姿勢が重要だと述べられました。 メンタルを守るために「あまり思い詰めず、なんとかなる」と気楽に構えることも大切だとも語られました。

本講演会は、山﨑理事長の尽力により実現し、三木谷浩史会長が高校生に対して自身の経験と楽天の挑戦を通じて「アントレプレナーシップ(新たな事業を創造し、リスクを恐れずに高い目標へ挑戦する姿勢)」の大切さを伝えられました。 三木谷会長は、人生は有限であり「何をやるか」を自ら考えることが重要だと強調されました。実業家としての資質として「大義」「チャレンジ精神」「最後の0.5%の徹底」を挙げました。 AI時代においては「正しく情報を判断する力」が不可欠であり、「歴史の鏡」「世界の鏡」を通して本質を見極める思考力の育成が求められます。 失敗は恐れるべきではなく、「学びの経験」と捉え、改善に繋げていく姿勢が成功への鍵となります。 楽天モバイルの事例から、既存の常識に挑戦し、技術革新で社会課題を解決することが可能であり、若い世代にもそのような視点と行動力が期待されます。 生徒諸君は新校舎のこけら落としで大変貴重な講演を聴くことが出来ました。 三木谷会長、関係者の皆様、貴重な機会を与えて下さり、ありがとうございました。

スライドショーには JavaScript が必要です。


      

Page
TOP